山形新幹線の新型車両削減 コロナ後の需要回復見えず

山形新幹線で2024年春デビュー予定の新型車両「E8系」のイメージ図(JR東日本提供)

 山形新幹線で2024年春デビュー予定の新型車両「E8系」について、JR東日本が20年の計画時より新造数を2編成減らし、15編成(計105両)とすることが18日、同社への取材で分かった。同社によると、新型コロナウイルスの収束後も旅客需要は元に戻らないとみて各種のコストカットを図っているが、新規の設備投資の削減を明らかにするのは初めて。

 JR東によると、E8系は現在運行しているE3系より最高速度を25キロ上げて300キロとし、全席に電源コンセントを設置する。本年度中に1編成を完成させ、26年春までに全て置き換える計画だ。


  • LINEで送る