救急搬送困難、3週ぶりに減少 消防庁集計、2581件

 総務省消防庁は17日、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、9〜15日の1週間に全国52の消防で計2581件あり、3週ぶり減少に転じたと発表した。前週(2〜8日)からは5%減った。

 このうち呼吸困難など新型コロナウイルス感染が疑われるのは620件で、前週から2%の減少。大型連休が明け、医療機関が患者の搬送を受け入れるようになった影響もあるとみられる。

 地域別では、最多の東京消防庁が1357件で1%の増加。うちコロナ疑いは257件と16%増えた。大阪市消防局は265件で22%減、コロナ疑いは64件で23%減った。


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