関係改善へ首相公式謝罪を 韓国元慰安婦が訴え

韓国・大邱市で共同通信などの合同インタビューに応じる李容洙さん(共同)

 旧日本軍の韓国人元従軍慰安婦、李容洙さん(93)が17日までに共同通信や韓国メディアのインタビューに応じ、日本政府と韓国の尹錫悦政権が歴史問題で悪化した両国関係を改善させる方針であることに関し「(日本の)謝罪がないといけない。首相の公式謝罪を望む」と訴えた。

 2015年の慰安婦合意では、当時、外相だった岸田文雄首相が記者会見で安倍晋三首相による「おわびと反省」を述べた。ただ安倍氏本人の直接表明ではなかった上、翌16年に安倍氏が被害者へのおわびの手紙は「毛頭考えていない」と発言したことから、韓国では首相が十分に謝罪をしたとの受け止めは少ない。(大邱共同)


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