中国空母「どう訓練」と強い関心 海自の酒井幕僚長

沖縄・沖大東島沖の太平洋に展開中の中国海軍の空母「遼寧」と飛行する艦載戦闘機=15日(防衛省統合幕僚監部提供)

 海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は17日の記者会見で、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄南方の太平洋上で艦載戦闘機の発着艦を継続していることに関し「海自として、どのような訓練をなぜ行っているかについて強い関心を持っている。情報収集して、関係する部署で分析している」と述べた。

 遼寧の運用能力についても「まだまだ発展途上だが、海自、防衛省の予想より、もっと早くレベルを上げてくると容易に想像がつく。客観的に評価し、今後の対策を講じたい」と強調した。

 防衛省によると、遼寧は中国初の空母として2012年に就役。16年には沖縄本島と宮古島間を通過、初めて太平洋に入った。


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