IAEA、40年超原発調査へ 美浜3号機、安全性を評価

関西電力美浜原発の3号機=2021年、福井県美浜町(共同通信社ヘリから)

 関西電力は17日、原発の長期運転を支援し、安全性を評価する国際原子力機関(IAEA)のプログラム「SALTO」のチームが、運転開始から40年を超えて再稼働した美浜原発3号機(福井県美浜町)を調査すると発表した。同チームによる調査は国内初で、2024年度末までに実施する。

 関電によると、チームは約10人で構成。約2週間で施設の経年劣化の管理状況などを調べる。組織体制や運営状況を確認し、長期運転のための安全基準を満たしているか点検して関電に改善点を提言する。26年度に再び来日し、提言に対する対応状況を再調査する。


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