プーチン大統領が対抗措置示唆 NATO軍事施設設置で

集団安全保障条約機構の首脳会合で発言するロシアのプーチン大統領=16日、モスクワ(AP=共同)

 ロシアのプーチン大統領は16日、フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請について、NATO側の軍事施設が両国内に置かれた場合は「対抗措置を取る」と述べた。旧ソ連諸国でつくる「集団安全保障条約機構(CSTO)」が条約調印30年を記念しモスクワで開いた首脳会合で表明した。

 プーチン氏は、北欧2カ国とロシアは領土紛争などを抱えておらず、NATO加盟自体は直接の脅威にならないと説明する一方、NATOは米国の利益のための道具になっていると批判。際限のない拡大で地域の安全保障を不安定にしていると指摘した。(共同)


  • LINEで送る