作業車転落で2人死亡、広島 放水路のトンネル点検中

トンネル点検の準備中に、土砂をためる池に転落した作業車=16日午後2時46分、広島市西区(共同通信社ヘリから)

 16日午前10時半ごろ、広島市西区己斐上1丁目の放水トンネル付近で、トンネル点検の準備中だった作業車が約17メートル下の土砂をためる池に転落した。巻き込まれた30代と50代の男性作業員2人が死亡した。

 広島西署によると、クレーン付きの作業車が高所作業車をつり下げ、池に下ろしている際、バランスを崩して2台とも転落したとみられる。50代作業員が車外でクレーンを操作していたという。

 県によると、トンネルは洪水対策のための放水路で、県が定期点検を業者に委託していた。


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