上海、6月中に正常化へ コロナ封鎖、副市長発表

 【上海共同】新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を続ける中国上海市の宗明副市長は16日の記者会見で「6月1日から6月下旬にかけて市全体の企業の生産活動と市民生活を正常化する」と発表した。上海市は市を東西に分けた封鎖を3月28日に開始し、今月16日で50日目となっている。

 宗氏は「厳格な防疫対策を取り、リスクをコントロールした上で正常化を図る」と述べた。

 中国当局は16日、上海で空港検疫などを除き、15日に938人の新規感染者を確認したと発表。1日当たりの感染者数としては封鎖開始以来、初めて千人を下回り、最少を更新した。


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