金正恩氏、薬品供給不十分と批判 北朝鮮、1日の発熱39万人

薬局を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右)=15日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け政治局非常協議会を開催、金正恩総書記は住民に医薬品が十分に供給されていないとして内閣を強く批判した。朝鮮中央通信が16日報じた。15日夕までの1日で発熱患者約39万2900人が新たに確認され、8人が死亡。累計では121万3千人超が発熱し、死者は計50人になった。金氏は首都平壌での医薬品安定供給へ朝鮮人民軍の軍医投入を決め、党中央軍事委員会の特別命令を出した。

 16日の朝鮮中央テレビによると、14日夕の段階で平壌の42人など全国で少なくとも計168人の新型コロナ感染が確認された。


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