信楽鉄道事故31年で法要 犠牲42人へ黙とうと警笛

信楽高原鉄道事故の現場近くで行われた追悼法要=14日午前、滋賀県甲賀市(代表撮影)

 滋賀県甲賀市(旧信楽町)で信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が衝突し、42人が死亡し600人以上が負傷した事故から31年となった14日、現場近くの慰霊碑前で、犠牲者の追悼法要が新型コロナウイルス感染予防のため参列者数を絞って営まれた。

 法要は鉄道側が主催。黙とう後、発生時刻の午前10時35分ごろ、SKRの列車が警笛を鳴らして現場を通過した。

 事故は1991年5月14日に起きた。JR西の車両に乗っていた姉を失った臼井慈華子さんは、事前の取材に応じ「二度と同じようなことが起こらないためにも、安全を軽視したら何が起こるのかを意識してほしい」などと語った。


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