死亡記者の葬儀でも衝突 イスラエルとパレスチナ

13日、エルサレム旧市街にある墓地に運ばれたシリン・アブアクラさんのひつぎ(共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍とパレスチナ人との武力衝突を取材中に撃たれて死亡した中東の衛星テレビ、アルジャジーラの記者シリン・アブアクラさん(51)の葬儀と埋葬が13日、エルサレムで営まれ、多数の市民が参列した。遺体が安置されていた病院前などで警察とパレスチナ人が衝突、地元メディアによると、33人が負傷した。

 イスラエル警察はパレスチナ人側から投石があり、対応せざるを得なかったと説明するが、欧州連合(EU)は「葬列の最中に起きた出来事やイスラエル警察の過剰な武力行使にぞっとする」と非難する声明を発表した。


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