淡く緑に光るキノコが見頃 梅雨入りの鹿児島・奄美

夜間に淡い緑色の光を放つ「シイノトモシビタケ」=10日、鹿児島県龍郷町

 梅雨入りしたとみられる鹿児島県の奄美大島で、光るキノコの一種「シイノトモシビタケ」が見頃を迎えている。気温が上昇し、雨量が増す時期に多く発生。夜間に淡い緑色の光を放ち、ホタルと並ぶ初夏の人気者だ。9月ごろまで楽しめる。

 直径1〜2センチの釣り鐘状のかさから柄までが光る。シイの壮齢林が広がる島北部の「奄美自然観察の森」では、遊歩道沿いにある朽ちた木などで見つけることができる。

 自然観察指導員の川畑力さん(43)によると、今年も例年通り4月中旬以降、園内の数カ所で確認。川畑さんは「毒蛇のハブに気をつけて楽しんでほしい」と話した。


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