アルファ米、用途広げ人気 防災備蓄から登山、旅行に

石井スポーツ登山本店でアルファ米商品を手にする金井賢介店長=東京都千代田区

 お湯や水を加えるだけでご飯ができる「アルファ米」が伸びている。以前は非常時に備えた自治体の備蓄用が大半だったが、度重なる震災をきっかけに認知が広がり、家庭でも備蓄が増えたほか、登山やスポーツ、海外旅行といった需要が拡大した。白米だけでなく、カレーとのセットやエスニック風など豊富な種類が発売されている。

 登山用品を手がける石井スポーツの東京・神保町にある登山本店は、アルファ米の商品を20〜30種類ほど取りそろえている。白米や炊き込みご飯から、インド周辺で食べられている「ビリヤニ」風まで多岐にわたる。金井賢介店長は「売り上げは着実に伸びている」と話す。


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