自衛隊、トンガ支援活動を再開 コロナ感染で中断、水・食料空輸

トンガのファアモツ国際空港で、航空自衛隊のC130輸送機から降ろされる支援物資=29日(防衛省統合幕僚監部提供)

 防衛省統合幕僚監部は29日、派遣隊員の新型コロナウイルス感染のため一時中断していた自衛隊のトンガ支援活動が同日再開したと明らかにした。航空自衛隊のC130輸送機1機が、トンガのファアモツ国際空港まで飲料水約1900リットルや食料約4トンを届けた。今後もオーストラリアのアンバレー空軍基地を活動拠点に支援を続ける。

 防衛省によると、オーストラリア滞在中の空自部隊では隊員4人の感染が相次いで判明し、活動が中断。追加の要員を送り、態勢を補充した。29日にも濃厚接触者として隔離された隊員から新たに2人の感染が確認されたが、任務に影響はないという。


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