JR根室線、一部バス転換へ 富良野―新得間、存続断念

 旅客収入が低迷し、2016年8月以降、台風被害で一部不通となっているJR北海道の根室線富良野―新得間(81・7キロ)について、沿線4自治体の首長と同社がバス転換の議論を進めることで一致したことが29日、関係者への取材で分かった。事実上の存続断念。各自治体は2月以降、住民説明会を開き理解を求める。台風前の1日当たりの利用人数(輸送密度)は154人だった。

 富良野市内で28日に会合が開かれ、同市、南富良野町、占冠村、新得町の市町村長とJR北海道の幹部らが議論の方向性を確認した。同社は「あるべき交通体系に向けた大きな判断を感謝する」とコメントした。


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