濃厚接触者の待機7日に短縮 介護職員などは最短5日

記者団の取材に応じる岸田首相=28日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は28日、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の待機期間を現在の10日間から7日間に短縮すると表明した。介護職員や警察など、社会機能の維持に必要な「エッセンシャルワーカー」は検査を組み合わせて5日目に待機を解除できる。

 変異株の「オミクロン株」の感染拡大により濃厚接触者が急増。28日に報告された感染者は初めて8万人を超え、厚生労働省が発表した自宅療養者も26万人余りとそれぞれ過去最多を更新した。政府は14日に待機期間を縮めたが、社会経済活動維持のため再度の短縮に踏み切った。


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