日本ジオパーク、新たに2件認定 北海道・十勝岳と長崎・五島列島

日本ジオパークに認定された「十勝岳」の波状丘陵と十勝岳連峰(十勝岳ジオパーク推進協議会提供)

 学識経験者らでつくる日本ジオパーク委員会は28日、東京都内で会合を開き、貴重な地形や地質が残る自然公園「日本ジオパーク」として、「十勝岳」(北海道)と「五島列島」(長崎)の2件を新たに認定した。認定済みの11地域を対象とした保全・活用状況に関する定期審査では、磐梯山(福島)など全てを再認定した。

 十勝岳は、十勝岳連峰と山麓の美瑛町、上富良野町に広がる波状の丘陵景観が特徴。五島列島は五島市の島々や海域からなる「下五島エリア」が対象で、市のシンボルとされる鬼岳や、溶岩流によって形成された鐙瀬溶岩海岸などが代表的な景観となっている。


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