郵便局課長3・5億円詐取、東京 書き損じ年賀はがき水増し

 日本郵便は28日、東京・立川郵便局の元総括課長が印刷会社から交換請求を受けた書き損じの年賀はがきなどを社内で水増しして報告し、約3億5千万円相当の切手などを詐取したと発表した。2011年ごろから不正を続け、詐取した切手などを金券ショップで換金していた。日本郵便は刑事告訴する方針で、27日に懲戒解雇した。

 この問題を受け、総務省は28日、日本郵便を行政指導した。他の郵便局で似た手口の不正がないかどうかを調査し、再発防止に向けた対応状況を含め、来月25日までに報告するよう求めた。


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