外国人入国者91%減 コロナ影響、下落率最大

 出入国在留管理庁は28日、2021年の外国人入国者数が35万3118人(速報値)だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う水際対策強化の影響で、海外との往来が2年連続で激減。430万人余りだった20年と比べて91・8%減となった。下落率は86%だった20年を上回り、1950年の統計開始以降最大。

 外国人入国者数はインバウンド(訪日外国人客)や外国人労働者の受け入れ拡大で13年以降は最多の更新が続き、19年は過去最多の約3119万人となっていた。しかし、コロナの影響で20年に一転して減少した。


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