旭化成社長に工藤幸四郎氏 新中期計画を機に若返り

工藤幸四郎氏

 旭化成は28日、工藤幸四郎取締役兼常務執行役員(62)が社長に昇格する人事を発表した。4月1日付。2022年度から新たに始まる中期経営計画を機に若返りを図る。小堀秀毅社長(66)は代表権のある会長に就く。

 小堀氏は16年、マンションの施工データ改ざんによる当時の社長の引責辞任により就任し、信頼回復を進めてきた。工藤氏は繊維部門が長く、現在は財務や経営企画を担当している。

 工藤 幸四郎氏(くどう・こうしろう)慶大卒。82年旭化成工業(現旭化成)。19年4月から常務執行役員。21年6月から取締役を兼務。62歳。宮崎県出身。


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