イタリア大統領4回目も決着せず 各党激しい綱引き

 【ローマ共同】イタリア大統領選の4回目投票が27日実施されたが、棄権や白紙投票が相次ぎ当選者は出なかった。国会議員や全国の州代表の計約千人が有権者で、1〜3回目では当選に3分の2以上の得票が必要だったが、4回目からは過半数を獲得すれば当選となり、ハードルが下がっていた。各党の激しい綱引きが続く中、28日に5回目投票を行う。

 1〜3回目の投票では白紙投票が相次ぎ、当選者は出なかった。しかし26日の3回目で、任期満了を迎える現職のマッタレッラ大統領(80)がトップの125票を獲得。再登板を望む声が高まっている。


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