ガソリン卸値3円40銭抑制 元売り出荷開始、対策発動

ガソリンスタンドでの給油

 政府は27日、ガソリン価格の急騰抑制策を初めて発動した。元売り各社は、政府から受け取る1リットル当たり3円40銭の補助金と同額を本来の卸価格から差し引いて販売するとガソリンスタンドなど販売店に通知し、適用後の燃油の出荷を始めた。経済産業省によると、これまでにENEOS(エネオス)や出光興産、全国農業協同組合連合会(JA全農)など29社・団体が抑制策に参加した。

 24日時点のレギュラーガソリン1リットルの全国平均が170円20銭となり、発動基準である170円を突破した。灯油、軽油、重油も対象で27日の卸売り分からガソリンと同額の補助金が元売りに支給される。


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