東証大幅続落、終値は841円安 米金融政策への警戒拡大

大幅続落した日経平均株価の終値を示す電光ボード=27日午後、東京都中央区

 27日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。終値は前日比841円03銭安の2万6170円30銭と約1年2カ月ぶりの安値水準となった。米国が新型コロナウイルス危機対応の金融政策を正常化するペースへの警戒感が広がり、半導体関連や海運などの銘柄が値を下げ、全面安の展開だった。平均株価は2日連続で昨年来安値を下回り、前年末終値に比べ、年明けから約1カ月で計2600円余り下げた。

 27日の平均株価の下げ幅は一時960円を超え、2万6000円割れ寸前となった。東証株価指数(TOPIX)は49・41ポイント安の1842・44。


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