モデルナもオミクロン株対応へ ワクチンの臨床試験実施

 【ワシントン共同】米バイオテクノロジー企業モデルナは26日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株に対応するワクチンの臨床試験を始めたと発表した。同社のワクチンを打った人への追加接種として、安全性やウイルスに対抗する体の免疫反応を調べる。

 試験は18歳以上が対象。2回接種を済ませた人、追加となる3回目まで済ませた人それぞれ約300人に、オミクロン株対応ワクチンを1回接種する。

 同社などによる研究では、2回接種から7カ月後にはオミクロン株の感染を防ぐ抗体が半数近い人で検出できなくなった。追加接種すると半年後、全員で検出可能な水準を保っていた。


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