JR九州、新卒採用再開へ 23年春入社、例年より縮小か

 JR九州が2023年春入社の新卒採用を再開する方向で検討していることが26日、関係者への取材で分かった。同社は1989年度から新卒採用を始めたが、22年春入社については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う業績悪化により見送っていた。

 同社は、主に大卒が対象の総合職と、高卒以上が対象となる乗務員などの専門職に分け採用してきた。23年春入社の採用規模や職種別の人数などは今後詰めるが、経費削減に取り組んでおり、例年よりも縮小するとみられる。21年春は約120人だった。

 鉄道利用客は緩やかに回復しているが、21年9月中間決算の連結純損益は20億円の赤字だった。


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