仮想通貨法定化の廃止を要求 IMF、エルサルバドルに

 【サンパウロ共同】国際通貨基金(IMF)は25日、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインを世界で初めて法定通貨として導入した中米エルサルバドルに対し、金融の安定化などを図る上で大きなリスクがあるとして、法定通貨化をやめるよう要求したと発表した。

 エルサルバドルのブケレ大統領はビットコインの法定通貨化を推進し、与党が多数の議会は昨年6月に導入法案を可決。9月から従来の通貨米ドルと併用する形で運用が始まった。政府は国内総生産(GDP)のほぼ4分の1を占める海外からの送金の手数料を減らせるなどの利点を挙げていた。


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