妊婦の7割、2回接種済み 学会「3回目は優先を」

妊婦約6600人のワクチン接種状況

 日本産科婦人科学会などが昨年10〜11月、妊婦約6600人にインターネットで尋ねたところ、73・6%が2回の新型コロナワクチン接種を終えていたことが分かった。

 学会は、オミクロン株の拡大で妊婦の感染増が懸念されるとして「3回目は妊婦を優先接種の対象に加えてほしい」と24日までに国へ要望した。

 調査によると、1回以上接種した妊婦は82・1%に上り、2回目の接種率は昨年11月の国内の接種率に近い水準だった。

 妊婦がコロナに感染すると、特に妊娠後期で重症化リスクが高まる。呼吸器症状の悪化による胎児への悪影響を避けるため、帝王切開で早産となることも多いという。


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