海自輸送艦、トンガへ出港 隊員300人が災害支援

国際緊急援助活動のため、トンガへ向け出港する輸送艦「おおすみ」=24日午後、広島県呉市の海上自衛隊呉基地

 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が24日、国際緊急援助活動のため大規模噴火と津波があったトンガに向け広島県呉市の海自呉基地を出港した。約2週間かけて到着後、トンガ沖合に停泊し、揚陸艇などを使って災害支援を行う。

 約300人の海自、陸自隊員が乗船した。国際協力機構が準備した飲料水約6万リットルや火山灰を除去する高圧洗浄機約60台などの物資を積み込んだ。ホーバークラフト型揚陸艇や陸自のCH47大型輸送ヘリコプターも2機ずつ搭載した。

 出港に先立ち、呉地方総監の園田直紀海将は「国民の思いを届けてもらいたい。任務を完遂し、無事帰還してほしい」とあいさつをした。


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