東芝、大分市の半導体工場を停止 22日の震度5強で装置破損

生産を停止したジャパンセミコンダクターの大分事業所=大分市(東芝デバイス&ストレージ提供)

 東芝の半導体製造子会社、東芝デバイス&ストレージは24日、九州地方で22日未明に震度5強が観測された地震の影響で、大分市にある工場の生産を停止したと発表した。生産装置の破損が原因で、建物や電気・水道などのインフラ部分に被害はないという。再開時期は「決定次第、速やかにお知らせする」としている。

 被災したのはデバイス&ストレージ傘下のジャパンセミコンダクター(岩手県北上市)の大分事業所。通常は24時間稼働しているが、地震発生直後から生産を止めて、被害の詳細を調べている。

 システムLSI(高密度集積回路)を扱っており、主に自動車や産業機械向けに出荷している。


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