家計資産、20年末過去最高 10万円給付、消費控えで

東京・銀座を歩く人たち=23日

 内閣府が24日発表した国民経済計算によると、一般家庭や自営業などを合わせた家計の資産残高は2020年末時点で前年末比1・3%増の3072兆7千億円となり、比較可能な1994年以降で過去最高となった。増加は2年連続。新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が控えられたほか、国民に一律10万円を配った特別定額給付金が押し上げた。

 家計の資産残高のうち、現金・預金や株式などの金融資産は2・4%増の1934兆7千億円。土地や固定資産などを合わせた非金融資産は0・5%減の1138兆1千億円だった。


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