2022年1月24日 17:05 | 無料公開
報道陣の取材に答える雪崩事故の遺族=24日午後、宇都宮市
栃木県那須町で2017年3月、登山講習中の県立大田原高の山岳部員ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、遺族らが県などに対し、事故の責任を認めて謝罪することなどを求めた調停は24日、宇都宮簡裁で不成立となった。遺族側の代理人弁護士らが明らかにした。一部遺族は宇都宮地裁に提訴することを検討している。
調停で遺族側は、講習会の責任者ら3人の教諭に重大な過失があったとして、県側が賠償金を支払い、3人に負担させることを提案したが、県側は「職務執行体制が悪かったので、3教諭だけのせいではない」などとして応じなかった。