2022年1月24日 14:45 | 無料公開
国交省
国土交通省は、地震によるエレベーターへの閉じ込めを防ぐ改修費用の補助を始める。災害時に緊急避難場所となるビルが対象で、2022年度から1基当たり最大34万5千円を支援。自動で最寄り階まで安全に移動する機能を追加して、避難の混乱を防ぐ。
エレベーターによっては、揺れによるセンサー誤作動で実際は開いていない扉を「開放」と検知するなどし、人の乗ったかごが緊急停止、業者の点検が済むまで動かなくなるケースがある。
国交省によると、首都圏で最大震度5強を観測した昨年10月の地震では計25基で閉じ込めがあり、うち10基は扉の開放検知が原因だった。