血液不足、野球部が助っ人に 愛知の中部大で集団献血

集団献血に協力する中部大硬式野球部の選手ら=22日午前、愛知県春日井市

 中部大(愛知県春日井市)硬式野球部の選手らが22日、新型コロナ感染拡大に伴う輸血用血液の不足解消に協力するため、大学キャンパスで集団献血をした。午後にかけて70人以上が協力する予定。

 愛知県赤十字血液センター(瀬戸市)によると、企業が社会貢献の一環で続けてきた集団献血がコロナ禍で減少。実習で同センターを訪れた中部大の学生が、血液不足で手術ができなくなるケースがあると知り、硬式野球部による集団献血が実現した。

 献血を終えた副キャプテン藤沢朋輪さん(21)は「献血することで困った人を助けられる。このような形で社会貢献できて良かった」と話した。


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