大阪のレディスクリニック破産へ 医療事故で患者減少

 大阪府和泉市の医療法人「老木レディスクリニック」と代表理事で元院長の男性が大阪地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが21日、分かった。決定は12日付。破産管財人の弁護士によると、負債総額は約6億2887万円に上るとみられる。

 同クリニックでは2017年1月、無痛分娩で出産した女性が死亡し、大阪府警が男性院長を業務上過失致死の疑いで書類送検。大阪地検が嫌疑不十分で不起訴とした。

 帝国データバンクによると、同法人は00年4月にクリニックを開院。女性の医療事故を受け17年5月に閉鎖した。12年に開院した別の病院に事業を集約したが、21年に事業を停止した。


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