日医会長、高齢者ら優先を オミクロン医療対応

記者会見する日本医師会の中川俊男会長=19日午後、東京都文京区

 日本医師会(日医)の中川俊男会長は19日の記者会見で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に感染した際の医療機関の対応について「リスクの少ない40代以下の基礎疾患がない人は、デルタ株とは一段違う患者の扱いにするべきだ」と強調し、高齢者らリスクの高い人を優先させるべきだとの認識を示した。

 感染者数が急増した場合、医療提供体制の逼迫が起きて混乱する可能性があると指摘。「そうしたときには、リスクのない方は自宅で安静にして、異変があれば受診を」と述べた。その後「感染時に受診するのは大原則。(受診しないのは)最後の最後の話」とし、発言内容を一部修正した。


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