2022年1月19日 10:05 | 無料公開
【カイロ共同】中東レバノン東部アンジャル近郊で、銀行から外貨引き出しを拒否されて怒った客の男が、銃や手りゅう弾で銀行職員や客を脅して施設を一時占拠した。駆けつけた治安部隊が銀行を包囲、男は間もなく投降した。負傷者はなかった。
男は自身の口座から5万ドル(約570万円)を引き出そうとしていた。銃器に加え、燃料を自分の体にかけて火を付けると行員を脅迫していたという。
レバノンはかつての内戦の影響で銃器が氾濫している。また2020年3月にデフォルト(債務不履行)が宣言され、地元通貨の価値が急落した。外貨引き出しが規制され、多くの市民が生活苦に陥っている。