中朝貿易、19年の1割に減 コロナ対策で国境封鎖が影響

 【北京共同】中国税関総署は18日、中国と北朝鮮の2021年の貿易総額が約3億1804万ドル(約364億9千万円)だったと発表した。北朝鮮が新型コロナウイルス対策で国境を閉鎖する前の19年の11%の規模にまで減り、金正恩朝鮮労働党総書記の体制が発足した翌年の12年以降で最低を更新した。20年比では41%減となった。

 北朝鮮はウイルス流入防止策として20年1月末に国境を封鎖し、同年末までに中朝貿易の7割を占めるとされてきた中国・丹東と北朝鮮・新義州間の陸路輸送が完全に止まった。その後は船便で中国との貿易を続けてきた。


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