大阪市議会、定数2減へ 維新、単独過半数が焦点

大阪市議会本会議=2020年9月

 政治団体「大阪維新の会」や自民、公明両党など大阪市議会の主要4会派は18日、議員定数を現行の83から81に減らすことで一致した。条例改正案を2月議会に提出し、可決すれば、来春の市議選から適用される。

 最大会派の大阪維新は現在、40議席で過半数に満たず、他会派の協力が不可欠な状況。維新は大阪で勢いを保っているため、定数減を受け、来春の市議選で単独過半数の議席を獲得できるかどうかが焦点となりそうだ。

 2020年の国勢調査では、人口の多い区より少ない区の定数が多い「逆転現象」が西成区(定数4)と港区(同3)で生じていることが判明。両区の定数をそれぞれ1減する。


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