バド渡辺の五輪表彰台“母校”へ 「経験受け継いで」とあいさつ

東京五輪で使用した表彰台の贈呈式で、関係者と記念撮影するバドミントン混合ダブルス銅メダルの渡辺勇大(右から3人目)=17日午後、福島県広野町の県立ふたば未来学園中・高

 東京五輪バドミントン混合ダブルスの渡辺勇大(24)、東野有紗(25)組が銅メダルを授与された表彰台が17日、福島県立ふたば未来学園中・高(広野町)に贈られた。同校は、東京電力福島第1原発事故で休校した2人の母校・富岡高(富岡町)の流れをくむ強豪。贈呈式に出席した渡辺は後輩らに向け「僕の経験を表彰台として皆さんに受け継いでもらうことに意義を感じる」とあいさつした。

 メダリストの母校や競技会場が置かれた自治体に譲渡する「表彰台レガシープロジェクト」の一環。大会組織委員会から打診を受けた渡辺、東野がふたば未来学園への贈呈を希望した。


  • LINEで送る