「職場で暴行」謝罪求める ベトナム人技能実習生

日本人従業員からほうきのようなものでたたかれるベトナム人技能実習生(中央)=2020年9月(画像の一部を加工しています、福山ユニオンたんぽぽ提供)

 岡山市の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性(41)が17日、岡山市で記者会見し、職場で約2年間、日本人従業員から暴行を受けて骨折などのけがを負ったと訴えた。会見には男性を保護する広島県福山市の労働組合「福山ユニオンたんぽぽ」が同席。男性側は、男性を仲介した監理団体と会社に謝罪と補償を求めている。

 男性や組合によると、2019年秋に来日し、働き始めてから1カ月ほどで職場での暴行が始まったという。

 建設会社の代理人弁護士は「示談交渉中のためコメントは差し控える」としている。監理団体の担当者は「今の段階で答えられることはない」とコメントしている。


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