英の新規感染、頭打ちか 入院も近く減少の見通し

13日、英ロンドンで患者を運ぶ救急車(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】英国で新型コロナウイルスの感染が頭打ちの様相となった。政府は新変異株のオミクロン株流行に伴う年末年始の感染急増時も規制強化を避け、ウイルスとの共生路線を貫いた。1日当たりの感染者は1月上旬の20万人前後を境に、最近は10万人以下の日が続く。入院者数が減少に転じるのも間近との見方が出ている。

 英統計局は、感染やワクチン接種で成人の95%強が既に抗体を得たと推計。ロンドン大衛生熱帯医学大学院のヘイマン教授(感染症学)は講演で、英国は「パンデミックからの脱却」に最も近い国の一つと予測した。


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