少年、スマホを「事件前捨てた」 計画に使い、証拠隠滅か

 東京都文京区の東大前の歩道で大学入学共通テスト受験生ら3人が刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された名古屋市の私立高2年の少年(17)が、自身のスマートフォンを「事件前に捨てた」とほのめかしていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は事件の計画を立てる際に使ったため証拠隠滅を図ったとみて調べる。少年を送検した。

 捜査関係者によると、捨てた具体的な時期や場所は話していないという。身柄確保時に持っていたのは凶器とみられる包丁やのこぎり、ナイフ、可燃性の液体入りペットボトルや瓶などで、現場では他に着火剤と液体が入った火炎瓶のような物も見つかった。


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