原油、一時3年ぶり高値 東商取、ウクライナ問題で

 週明け17日午前の東京商品取引所で中東産原油の先物が値上がりした。出来高が最も多く指標となる先物は一時1キロリットル当たり5万7670円を付け、2018年10月5日以来約3年3カ月ぶりの高値を付けた。

 ロシアがウクライナに侵攻しかねないとの懸念から、原油価格の先高予想が広がった。

 現実化した場合、ロシアからドイツに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム2」の稼働が遅れ、その影響で暖房油需要が膨らみ、世界的に石油製品の値上がりにつながると連想された。


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