コロナワクチン、卵巣に影響せず イスラエル、初の大規模調査

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン(同社提供、ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルの国立病院、シェバ・メディカルセンターなどの研究チームは15日までに、新型コロナウイルスワクチン(米ファイザー製)は卵巣機能に影響しないとの調査結果をまとめた。卵子数を大規模に調べた初めての調査で、チームは科学者にも出産を希望する女性にも「非常に意義のある情報だ」としている。

 チームは2021年2〜3月に1回目のワクチンを接種した18〜42歳の女性129人を調査。1回目接種の前と1回目接種から3カ月後に血液を採取、抗ミュラー管ホルモン(AMH)値を調べた。

 AMH値は女性の卵巣に卵子がどれだけ残っているかの目安が分かる数値。


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