宮城沖地震30年で70〜80% 地震調査委、再計算

記者会見する政府の地震調査委の平田直委員長=13日夜、文科省

 政府の地震調査委員会は13日、マグニチュード(M)7・4程度を想定する宮城県沖地震(陸寄り)の30年以内の発生確率を70〜80%に引き上げたと発表した。新年を迎えると時間の経過を反映して再計算するため、計算値が変動する。昨年は60〜70%、一昨年は60%程度だった。宮城沖地震は特に短い間隔で起き、確率が上がりやすい。

 平田直委員長(東京大名誉教授)は「地震が起きやすい場所だということを忘れず、引き続き地震に備えていただきたい」と話した。

 地震調査委は、陸海の地震について、起こりうる規模や確率を予測する「長期評価」を作成、公表している。


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