京都市議、文春報道を否定 「夫に労働実態あった」

週刊文春が報じたことについて記者会見する京都市の豊田恵美市議=9日午後、京都市

 京都市の豊田恵美市議(41)が9日、事務所職員だった夫がけがで働いていない期間に、政務活動費から給与を支出した疑いがあると週刊文春が報じたことについて、市内で記者会見した。「労働の実態はあった」と述べ、不正支出を否定した。

 文春に証言した夫の豊田貴志氏(46)は9日までに共同通信の取材に応じ、事務所職員として雇用されていたが、20年3月に交通事故でけがをして以来、事務所で働いていないと説明。恵美市議はそれ以降の給与を不正に支出したと主張している。

 恵美市議の政務活動費の収支報告書では、20年4月〜今年3月までの職員給与として計約137万円を計上している。


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