名簿不正利用で辞職の前町長出馬 出直しへ、神奈川・真鶴

 神奈川県真鶴町の選挙人名簿を不正にコピーし自らの選挙に利用したとして辞職した松本一彦前町長(55)が9日記者会見し、町長選(14日告示、19日投開票)に無所属で出馬する意向を明らかにした。松本氏は出直し選挙に臨む理由を「謝罪して回る中で町長を続けてほしいとの声があり、立候補を決断した」と述べた。

 松本氏は同町の町民生活課長だった2020年2月、選挙人名簿約6600人分をコピーして自宅に持ち帰り、同9月の町長選で選挙はがきの宛名として利用した。コピーを今年9月の町議選に立候補した3人に渡したことも認め、11月4日に辞職した。


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