ワクチン供給前倒しへ交渉 首相、米ファイザー社と

参院本会議の代表質問で答弁する岸田首相=9日午前

 岸田文雄首相は9日の参院本会議での代表質問で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り、米ファイザー社との供給契約に関し「スケジュールの前倒しについて交渉を進めている」と述べた。新たな変異株「オミクロン株」への対応について、空港検疫でのPCR検査拡大には慎重な考えを示した。「大量の検査結果の判明まで待機時間を短くする必要がある。抗原定量検査が現時点では最も適している」と語った。

 立憲民主党の小西洋之氏は「敵基地攻撃能力」が集団的自衛権行使の際に使用できるか質問。首相は「憲法および安全保障関連法を含む関連法令に従って判断する」と述べるにとどめた。


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