中国恒大株が最安値を更新 香港市場、下落率一時6%

中国恒大集団の本社が入るビル。左はビル前の通りに掲げられた中国国旗=9月、中国広東省深セン市(共同)

 【北京、上海共同】香港株式市場で8日、経営危機から事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥った中国不動産大手、中国恒大集団株の終値が前日比5・46%安の1・73香港ドル(約25円)となり、2009年11月の上場以来、最安値を更新した。下落率は一時6%に達した。

 恒大は7日までに米ドル建て社債の計8249万ドルを支払えなかったとされる。政府の経営介入が決まったが、今月下旬にも2億5520万ドルの社債利払いを控え、先行きに不透明感が広がっている。これまでの最安値は6日の終値の1・81香港ドルだった。


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