2021年12月7日 20:38 | 無料公開
「第6波」に備えた都道府県の医療計画
厚生労働省は7日、新型コロナウイルスの流行「第6波」に備えた都道府県ごとの医療提供体制の確保計画を公表した。今夏の第5波で医師や看護師が不足し、病床を十分に活用できなかった反省を踏まえ、全国の約2千の医療機関の協力を得て約6千人の医療人材を派遣できる態勢を整えた。感染拡大で病床確保が追い付かない場合に、自治体が整備する臨時医療施設などで治療に当たってもらう。
派遣可能な人材は医師、看護師ともに約3千人で、一部地域は調整中。都道府県をまたいだ派遣も視野に入れている。第5波では人材確保がネックとなり、病床増や、自宅療養者の受け入れが難航した。